- 2009-10-31 (土) 17:34
カビのメカニズム
カビ(真菌)は、本来土壌の中に他の微生物と共存し、植物などに寄生していました。
成長すると、空気中に胞子を飛散させ、塵や水蒸気などに付着して空中を移動し、あらゆる物に付着増殖します。
この、付着増殖した胞子は、カビ菌糸の摩擦により、静電気を出してさらに汚染物質を吸着させ、
コロニー(集落)を拡大させていきます。
このカビ(真菌)の胞子を人間が吸い込む事により、アレルギー性疾患の抗原体(アレルゲン)となって、
気管支喘息や、アトピー性皮膚炎、花粉症、鼻炎などを引き起こしたり、真菌症の原因となります。
ちなみに、風呂タイル目地が黒くなっているカビ(真菌)は、約40億個の胞子を持っているといわれます。
カビ(真菌)の生育条件
●温度・・・0~50℃ 適温は20~28℃(70℃以上でも死滅しないものもある)
●湿度・・・70%以上
●PH・・・4~8の微酸性
●酸素・・・好気性で、酸素が欠乏すると死滅する
●栄養・・・有機物質では糖分などの炭水化物や脂肪類、無機質では窒素化合物、硫黄、リン、その他金属及び微量生育因子
おもなカビの種類と特徴
クラドスポリウム属

空中に浮遊するカビの中で最も多いのがこの菌で、喘息などのアレルゲンとしても問題とされている。
アスペルギルス属

お酒や味噌、醤油、鰹節を作る上で欠かせないカビ。
日本で最も多いのは、アスペルギルスと言うカビで起きる肺の病気、肺アスペルギルス症である。
アクレモニウム属

空中・排水溝・水溜り・植物・土壌・液性食品、湿っぽい環境に生息。
アレルギーに関する健康被害を有する。
リゾーブス属(クモノスカビ)

クモの巣の様な外観をしていて、食品を変質腐食させる原因菌の一つである。
麦芽工場で働く人の間で、肺の職業病として、その存在が確認されており、感染は深在性に進行する。